アマギイノデかあるいは胞子嚢が固まったイノデモドキか
オシダ科 イノデ属
スギ・ヒノキ植林丘陵地山腹に生育するアマギイノデか(イノデ×イノデモドキ)イノデモドキか
生育している環境:スギ・ヒノキ植林地林床に生育。
観察された特徴:イノデモドキにしては大きめの葉(40~55㎝)を横に広げず高く立ち上げていた。それぞれの葉の先は一定の高さで枯れていた。胞子嚢群は基部では辺縁寄りにつくが上部ではやや辺縁寄り~中間につき(先端は枯れていて確認できない)、胞子嚢が弾けていない。周りで見られるイノデモドキは少し小さいものが多く30~45㎝で葉は弧を描くように先端は垂れ下がっていることが多い。アマギイノデにはイノデ似の個体とイノデモドキ似の個体が見られるのかもしれない。いずれにしてもイノデ類が胞子を飛散させる5~6月にあらためて現地を訪れて、このシダのようすを観察してみたい。