標本1 ハコネシケチシダ Athyrium christensenianum
メシダ科 メシダ属 Lepisorus
生育している環境:渓谷沿い夏緑広葉樹林およびスギ・ヒノキ植林混生地林床、樹冠が茂り林床はやや薄暗い。
観察された特徴:夏緑性。葉柄は葉身とほぼ同長。葉の長さは35~45cm。三角状卵形。3回羽状中~深裂。胞子嚢群は紡錘形でやや中肋寄りにつく。
生育確認数:1地点。飯能西部。
(1)ハコネシケチシダ、中軸
(2)ハコネシケチシダ、羽軸付け根の肉芽
標本2 イッポンワラビに似た個体
生育している環境:標本1よりも標高の高いところ(800~850m)で観察。夏緑広葉樹林とスギ林の混生地林床に生育。
観察された特徴:夏緑性。葉柄は葉身とほぼ同長。葉の長さは35~45㎝。三角状卵形。3回羽状中~深裂。胞子嚢群は楕円形で中間につく。イッポンワラビに似る。
生育確認数:1地点。飯能西部。