イノデモドキ 

オシダ科 イノデ属 Polystichum tagawanum

イノデモドキ 2013年11月1日 高尾山
  
生育している環境:山地林下で普通に見られる。
観察された特徴:常緑性。葉柄および中軸の鱗片は辺縁が和紙を裂いたような鋸歯となる。鱗片の色は赤褐色~暗褐色まで変化に富む。また葉柄が長いtypeや短いtypeがあり、下部羽片で胞子のう群が耳垂に優先的につくtypeとそうでないtypeが見られる。胞子のう群の位置で羽片表面はぽつぽつと膨らむ。胞子のう群は小羽片の辺縁寄りにつく。
生育確認数:高尾山では山麓から山地上部まで普通に見られる。
イノデモドキ、葉柄の鱗片。辺縁は和紙を裂いたようにほつれる。 2013年11月1日 高尾山 イノデモドキ、中軸下部の鱗片。辺縁は和紙を裂いたようにほつれる。 2013年11月1日 高尾山
イノデモドキ、葉柄の鱗片(上左)
イノデモドキ、中軸の鱗片(上右)
イノデモドキ、小羽片表面(下)
イノデモドキ、小羽片表面は胞子のう群の位置で膨らむ。 2013年11月1日 高尾山


イノデモドキ、胞子のう群は辺縁寄りにつく。 2013年11月1日 高尾山 下部羽片では胞子のう群は耳垂近くに1~3個優先してつく。 2013年11月1日 高尾山
イノデモドキ、胞子のう群(上左)
イノデモドキ、葉身下部羽片の胞子のう群(上右)