オオキヨズミシダ

オシダ科 イノデ属 Polystichum tsus-simense var. mayebarae

オオキヨズミシダ 2014年3月28日 高尾山  [#p973a477]

生育している環境:渓谷沿いの岩壁や石垣に生育。
観察された特徴:常緑性。葉柄基部の鱗片は卵状披針形、ヒメカナワラビよりも濃い濃褐色。葉の大きさは45~55㎝、葉の質はヒメカナワラビにくらべ厚く羽片表面は平面的。小羽片は羽軸に流れてつくが、羽片基部近くの小羽片の柄はヒメカナワラビよりも太くしっかりしている。胞子のう群は葉身の裏側全面に付くか、葉身下側には付かない。生育確認数:1地点。個体数は多い。高尾山。
オオキヨズミシダ 2014年3月28日 高尾山
オオキヨズミシダ(上)


葉柄下部の鱗片は濃褐色、卵状披針形~披針形、葉柄基部では幅の広い鱗片が目立つ。2014年3月28日 高尾山
オオキヨズミシダ、葉柄下部の鱗片(上)


オオキヨズミシダ、葉の質は厚く平面的。2014年3月28日 高尾山 オオキヨズミシダ、胞子のう群は葉身下部には付かないことがある。2014年3月28日 高尾山
オオキヨズミシダ、羽片(上左)
オオキヨズミシダ、胞子のう群(上右)


ヒメカナワラビとオオキヨズミシダの羽片の比較。2014年3月28日 高尾山
ヒメカナワラビの羽片(左)、オオキヨズミシダの羽片(右)