ゴテンバイノデ(アイアスカイノデ×イワシロイノデ)かタカオイノデ(アイアスカイノデ×ツヤナシイノデ)
オシダ科 イノデ属
タカオイノデ(ツヤナシイノデ×アイアスカイノデ)
今までタカオイノデとして掲載していたものをゴテンバイノデに訂正いたします。2018年12月21日
どちらの種とも決めがたいので、あらためて再度調べます。2020年10月8日
生育していた環境:渓谷沿いの狭い河岸段丘上のスギ林内に生育。付近にはイワシロイノデ、ツヤナシイノデ、アイアスカイノデが生育しているがほかの雑種にくらべゴテンバイノデあるいはタカオイノデの個体数は少ない。
観察された特徴:イワシロイノデとアイアスカイノデの雑種と推定される。常緑性。葉の大きさは60~80cm、葉身先端は尾状に伸びることはない。アイアスカイノデの特徴を留めているのは葉柄下部鱗片中央に栗色が入ることがあること、胞子のう群は小羽片の辺縁につくことなど。イワシロイノデの特徴を留めているのは、葉柄には幅が広くて丸い大きな鱗片が混ざること、中軸下部には広披針形~披針形の鱗片をいろいろな向きにつけること、また胞子のう群は下部羽片にはつかず、葉身の上側から・羽片の先端から付き始めることなどである。
生育確認数:1地点、1株。恩方。
(1)ゴテンバイノデあるいはタカオイノデ、羽片
(2)ゴテンバイノデあるいはタカオイノデ、葉身先端
(1)ゴテンバイノデあるいはタカオイノデ、葉柄の鱗片
(2)ゴテンバイノデあるいはタカオイノデ、中軸下部の鱗片
(1)ゴテンバイノデあるいはタカオイノデ、葉柄基部の鱗片
(2)ゴテンバイノデあるいはタカオイノデ、冬芽
(1)ゴテンバイノデあるいはタカオイノデ、胞子のう群
(2)ゴテンバイノデあるいはタカオイノデ、葉身下部