フイリハカタシダ

オシダ科 カナワラビ属 Arachniodes simplicior

フイリハカタシダ 2013年11月1日 高尾山
 生育している環境:上部は樹冠に覆われているが、やや明るい山道沿いの林床に生育。
観察された特徴:斑入りのハカタシダは関西方面ではやや普通に見られるが関東では稀なシダなのでここではフイリハカタシダとして載せる。常緑性。一般に葉はやや2形を示す(高尾山で見られた個体は胞子葉はつけていない)胞子葉は大きく全体がシャープで、立ち上がり70~80㎝に達する。2回羽状。羽片は3~4対で頂羽片を持つ。小羽片の辺縁には鋭い鋸歯がある。胞子のう群は中肋と辺縁の中間につく。
いままで斑入りの個体が確認されているのは高尾山以外では神奈川県南西部が中心、南足柄市矢倉沢(情報のみ)、松田町寄、小田原市石垣城、。
生育確認数:1地点、1株。高尾山。